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PIPを巧みに使って効果的なコミュニケーションを実現した経済産業省


「消費生活安心ガイド」は、最近増え続ける悪質な訪問販売やマルチ商法といった悪質商法に関する消費者トラブルの被害をできるだけ防止し、既に起こってしまったトラブルを解決するために役立つ情報をわかりやすく提供することを目的とした経済産業省が運営するサイトです。
実際に被害に遭った方や身近に被害を受けた人がいる方、消費者教育の現場にいる方、日ごろ被害者からの相談を受けている消費生活センターの消費生活相談員の方をターゲットとしています。
消費者トラブルに遭った人たちを対象としたFlashコンテンツでは、冷静に自分の被害状況を把握した上で、対処法を理解し、実際にトラブル解決を行うための行動に移してもらえるように、コンテンツ企画からユーザーインターフェース設計、Flash制作、ドラマ制作などを行いました。
また、消費生活相談員が、関連する法律や被害事例、啓蒙資料などをすぐに探し出せるような情報設計、ウェブ制作を行うとともに、漫画を活用したパンフレットも制作しました。


課題
消費者トラブルに遭った人が被害を最小限に食い止めるためには、最終的には被害に遭った当事者本人が必要な手続きをとらなければなりません。そのため、本サイトの使命は、被害者本人が自分の被害状況を正しく理解し、必要な手続きをとれるように促すことにあります。しかし被害に遭った人は、気持ちが沈み、冷静さを失っていることが多いため、いかに必要なコンテンツを全て見てもらうか、ということが課題でした。
また、消費生活相談員の方々にとって、日々の相談活動を行う上で参考となる最新の相談事例や新しい法の解釈、消費者教育資料をタイムリーに入手できるようにすることも課題のひとつでした。



解決策
使いやすさを追求するために、多数のユーザープロファイルを作成し、いくつかの利用シーンを想定。シーンごとにユーザーニーズをきっちり把握した上で、機能要件を洗い出しました。操作感については、地図を触ってグイグイ動かしてもらうことがサービスの主目的であるため、地図や写真などは極力目に入りやすい位置に配置し、次の操作にスムースに移行しやすくなるように配慮しています。
また、「雑誌の地図を広げるような感覚」をウェブで実感してもらえるように、シーンが切り替わる表現やタイミング、紙の質感や影など、細部にこだわってデザインしました。技術的には、スムースな操作感をサポートするために、FlashからSOAPでAPIを呼び出しています。また、サービスの利用価値を高めるために、技術面やハード面だけでは無く、「情報」や「人」というソフト面への訴求も重視しました。具体的には、情報をニーズ単位で階層化し、適切なタイミングで必要な情報を提供できるような情報設計を行いました。さらに、検索結果のみに重点を置いている地域情報検索サービスが多い中、本コンテンツでは「探す」という行為そのものを楽しんでもらえるように、情報間を回遊させるフロー設計・ポップで楽しい有機的なデザインを施しました。



成果

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