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発想をもって、変えさせていただきます。

ネットイヤーグループ株式会社 SIPS事業部 第1グループ クリエイティブディレクター/コピーライター 野木 博司

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プラスαのコミュニケーションを。 クライアントにとって、いいクリエイティブとは何でしょう。求めているものを寸分違わず実現してくれること?描いていたイメージを、それなりの表現で具現化してくれること?おそらく両者ともYesの範囲でしょう。でも、私たちはもう一歩先を目指して、クライアントに、いい意味で想定範囲外のクリエイティブを提供できたらといつも思っています。 「発想をもって、変えさせていただきます」。これはボクが広告代理店にいた時代に、先輩コピーライターの机の上に貼ってあった言葉です。クライアントサービスとしてのクリエイティブに携わる人間として、自分の土俵が広告からwebに変わった今でも、心に刻んでいる言葉の一つですね。ちょっと違った視点から表現することで、クライアント及び、見てくれた方に新鮮な驚きを与えていきたい。最近も、「何にも無い画面というものがコンテンツとして成立したら」、というメンバーの発想から面白いものが生まれました。Web上で刺激できるのは、視覚だけではないですからね。クリエイティブに携わっている限りは、プラスαをつくり続けていきたいです。
想像力と創造力。 「クリエイティブ」あるいは「クリエイター」と聞くと、イコール「創造」という言葉を連想される人が多いかもしれません。でもボクらは作家でも芸術家でもないので、創造力の前に、想像力がとても重要だと思っています。たとえば、自分の家で人をおもてなしする際に、どんな料理が好みか、お酒は飲むのか飲まないのか、どんな音楽が好みか、そんなことを考えたりしますよね。これって普通の人が、普通に行うことだけれど、クリエイターなのに、意外とそれができない人もいます。自分が、自分が、というのも悪くはないのですが、まず見る人ありきで考えないとなかなか人々の心に届くものはつくれません。人の気持ちが想像できる、時代の動きが読みとれる、クライアントの言葉や表情から求めている本質をくみ取れる。そんな力が無いと、ダメでしょうね。芸術的に優れていることも大切ですが、ボクらの勝負どころは、制限のあるなかでいかにクリエイティブ力を発揮するか、なのですから。
ちょっとだけでも世の中の役に立てるとうれしい。 もう一つ、先輩の机の上の言葉シリーズで、「コピーを書くことはいいことなんだと、コピーライターは思っていたい」とありました。クリエイティブって、世の中に必要か、必要じゃないか。もしかしたら、必要じゃないかもしれないんですよね。ご飯がないと生きていけないけど、webや広告が無くても人が死ぬことは無い。でも、もし自分たちが表現したもの見て、誰かが心を動かしてくれたらすごく嬉しい。ボクのクリエイターとしてずっと変わらない原点は、そのクリエイティブによって誰かが勇気を感じてくれたり、楽しくなってくれたり、やさしい気持ちになってくれたり、そんな人が一人でもいたら、もうそれだけで満足だということですね。
10年以上広告クリエイティブの現場にいた経験からすると、webのクリエイティブは(急速に進歩はしているものの)、まだまだこれからです。それはある意味、ものすごく可能性があるということ。 最近めざしているのは、クオリティの高いクリエイティブを生み出すことはもちろん、単なる打ち合わせの場でさえ楽しいエクスペリエンスを提供し、また一緒に仕事したいと思われる集団に育っていくことです。


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旅行という「非日常感を得たい」人々の欲求につながる表現(エクスペリエンスデザイン)を目指した |
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よりプライベートな感情であるため、個々のイメージ(想像力)をかき立てるような仕組みはできないかと考えた |
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そうしたテーマを持ってメンバーとブレストしました。その結果、何も無いまっさらな画面から始まって、旅先の音でまず情景をイメージしてもらい、次にイメージ写真+コピーを見せていくという、あまり例の無い展開を企画することができました。音からイメージをふくらませること、理性ではなく感性に訴えることで、ユーザーがどう感じてくれたか、ぜひ感想を聞いてみて、次につなげていきたいと思っています。
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