ネットイヤーグループは、学校法人明治大学(以下、明治大学)オープンキャンパスウェブサイト「オープンキャンパス@home」のプロジェクトを支援しました。新型コロナウイルス感染拡大で、ウェブから手軽に視聴できるオープンキャンパスサイトが果たす役割は大きくなっています。そうした中、単なる情報や動画の羅列ではない、明治大学らしさや大学生活のワクワク感を伝えることのできる、ストーリー性のあるウェブサイトを目指しました。
2018年にリニューアルした明治大学ウェブサイトのプロジェクトを支援したネットイヤーグループ。その後もデジタルマーケティングのパートナーとして、ウェブサイトの運用・保守を行っています。明治大学のさらなる情報発信力の強化とブランド価値向上のために貢献したいと、当社がさまざまな提案を行った中の一つが、ウェブのオープンキャンパスです。
大学施設内を公開するオープンキャンパスは、受験生の志望大学選びで大きな役割を果たしています。明治大学でも、夏休みの時期である毎年8月に実施し、多くの参加者を集めていました。当初は、地方在住の受験生を対象としたオンラインでのオープンキャンパス提案でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によってリアルでの開催自体が中止に。そこで、バーチャルで大学見学ができるオープンキャンパスウェブサイトを提案し、リアルと同等の役割を担える情報提供を目指すこととしました。
ウェブオープンキャンパスの目的
1. リアルでしか伝えきれていなかった大学の魅力をオンライン上でも届けられる仕組みをつくる。
2. オンライン上でオープンキャンパスを疑似体験することで、オープンキャンパスの本来の意義である受験生と大学のミスマッチ防止に寄与する。
3. 従来からオープンキャンパスへの参加が難しかった地方学生に接触する機会を設け、明治大学を選んでもらうきっかけづくりにする。
ページ構成とコンテンツ選びで重視したのが、リアルでのオープンキャンパスのようなユーザー体験の実現と情報の質です。単なる動画の一覧とならないよう、コンテンツのつながりや流れを意識した導線にしました。
4か所ある各キャンパスのツアーからスタートし、明治大学の概要や各学部紹介、学生がつくった動画を順に見ていくことで、キャンパスライフがイメージできるようにしています。
また、スマートフォンで見やすく操作しやすいよう、構成はシンプルにして、各コンテンツの見出しや説明テキストも簡潔にしました。
受験生に必要な情報を提供するだけでなく、明治大学に親しみを抱いてもらうことも、「オープンキャンパス@home」の狙いです。シャープな印象の明治大学ウェブサイトとは異なる、ポップで楽しく、手作り風なデザインを採用し、大学生活のワクワク感を伝えるようにしました。
・明治大学のスクールカラーである紫紺はアクセントカラーとし、明度・彩度を高めたカラーで明るいキャンパスライフを表現しました。
・フクロウをモチーフにした公式キャラクター「めいじろう」と、クリップ・テープ・ルーズリーフなど、学生の必需品である文房具イラストをあしらい、親しみやすさを表現しました。
ウェブオープンキャンパス利用者に向けて実施したアンケートでは、以下のような意見があがっています。
・大学へ見学に行くことができない中で、360度での施設の様子や、各学部や留学制度がわかり、入学したいという意欲が高まった。
・去年のオープンキャンパスは参加者が多くて、講堂での説明会が立ち見になるほどだった。今年は自分のタイミングに合わせてゆっくり、何度も見られるのがよかった。
・とても見やすくて、自分の知りたい情報をすぐに見つけることができた。
このようにアンケート回答者のうち約95%から高評価を得ています。今後は、このアンケート結果とサイトの分析結果をもとに、改修案や次年度の企画を打ち出す予定です。また、TwitterやInstagramなどSNSでのプロモーションを利用し、受験生とのエンゲージ率を高めていくことも計画しています。
実績・ポートフォリオでご紹介している事例に関してや各サービスについて、
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業種:教育学習支援業
オープンキャンパス@home
AM:吉田 和樹
DE:保田 友菜
FE:上武 竜也、荒井 千佳、入江 寿栄、関口 雄大 、鈴木竣介
SE:鈴木良華
DR:宮内 和香