事例 富士屋ホテル株式会社

スマホファーストの情報設計で、歴史あるホテルの魅力を伝えるウェブサイトを構築。

ネットイヤーグループは、富士屋ホテル株式会社(以下、富士屋ホテル)ウェブサイトのリニューアルプロジェクトを支援しました。約半年間という短期間のプロジェクトの中で、膨大な情報を整理して再設計し、富士屋ホテルチェーン運営の全ホテル、関連サービス、富士屋ホテルチェーン本体のサイトを改革。運用・更新の負荷を削減するためのCMS(Contents Management System)も導入し、スマートフォンファーストの情報設計で、ユーザーに富士屋ホテルの魅力をあますことなく伝えています。

クライアントが抱えていた課題

1878年創業、明治時代ならではの和洋折衷の建築様式で、伝統ある温泉街のランドマークにもなっている箱根の富士屋ホテル。他にも湯本富士屋ホテル、大阪富士屋ホテルなど、7軒のホテルを富士屋ホテルチェーンが運営しています。外国人観光客の増加や富士屋ブランドへの信頼感などによって、ますます高まりつつある歴史あるホテルへの注目度。さらにスマートフォンやタブレットの普及に伴い、リニューアルが必須となっていたのがウェブサイトです。

  • CMS(Contents Management System)を導入し、専門知識のないスタッフも運用できるようにしたい。
  • スマホからの予約者が増えているので、スマホファーストの情報設計とし、どのデバイスからでもユーザーがほしい情報を簡単に取得できるようにしたい。
  • 別々に運用していたPCサイト、スマホサイトをレスポンシブ化し、運用負荷を減らしたい。
  • 伝統あるホテルだからこそできる楽しみ方など、富士屋ホテルの魅力を的確に伝えたい。

こうした課題解決に向けて、選ばれたのがネットイヤーグループです。富士屋ホテルは、ネットイヤーグループが提案したユーザー体験に沿ったサイト構築、大手ホテルなどのコンサルティング実績を高く評価しています。

ネットイヤーグループの提案

膨大な情報を整理し、スマホファーストの情報設計へ

まずは、旧サイトに掲載されていた各ホテルの情報を整理しながら、全ホテルに適用できるワイヤーフレーム(WF)を構築。旧サイトの情報が、新たな構造のどこにあてはまるか紐づけし、どこにも紐づかない情報は、ほんとうに必要なのか、今後も載せるべきなのか検討を重ねながら、設計を進めました。
PCにもスマホにも適用できるレスポンシブウェブデザインを採用しながら、情報設計ではスマホを優先。PCの情報量を無理矢理スマホにあてはめるのではなく、スマホで見たときに最適な構造となるよう設計しています。
さらに、老舗高級ホテルならではのゆったり感や情緒性を意識。サービスの紹介に終始するのではなく、ホテルでどんな過ごし方ができるのか、イメージを喚起させるデザイン・構成を表現しています。

CMSにWebRelease2を採用し、運用負荷を大幅に削減

運用効率化のためのCMSについては、富士屋ホテルが求める機能を備えたWebRelease2を導入しました。

WebRelease2のメリット

  • エディタ機能と直感的なUIで、簡単に操作できる。
  • 編集中のページのリビジョン保存、過去のリビジョンの再公開、公開履歴の記録など、ページのリビジョン管理が自在にできる。
  • セキュリティが強固で、社外環境からも安全にアクセスできる。
  • 記事ごとに公開・非公開のタイマーを設定できる。
  • 参考にしたい過去記事の複製や検索が簡単にでき、共通パーツも一括で管理できる。
  • 権限を設定することによって、担当部署それぞれでコンテンツの更新ができる。

こうしたWebRelease2の特徴を活かすことによって、公開後の運用が一気に効率化しました。さらに、今後も更新しやすいよう、ワイヤーフレームについては15程度のテンプレートを用意し、担当者に向けて運法方法のレクチャーを実施。ホテルチェーン全体のサイト統一感を守りながら、各ホテルの担当者が手軽に更新・運用できるようにしています。

今後の展開

ゴルフ場など、関連施設ウェブサイトのリニューアルを提案。さらに、ウェブ解析ツールで得た解析結果やレポートを今後の更新に活用していく計画です。

ご担当者さまからのコメント

サイトリニューアルについて、これまでのホテルサイトの実績や、会社の規模感などから、ネットイヤーグループにお願いすることに決めました。
費用や期間などで心配な部分もありましたが、事前にリスクを一つひとつ取りのぞいていく姿勢や、客観的に意見をはっきり言ってくれることが信頼に繋がり、安心してお任せすることができました。

プロジェクトが始まってからは、メールだけだと流れてしまいがちなタスク等を、提供されたコミュニケーションツールを使用することで、議事録からタスクや進捗を振り返りながら、限られた時間内で効率的に進めることができました。
また、普段訪問していただく以外のプロジェクトメンバーの、お顔を見る機会があったことも安心してお任せできたことの一因と感じています。

リニューアルしたサイトは、社内からは「シンプルで使いやすくなった」「デザインがよくなった」などをもらっています。今後 お客様からの声もお聞きしたいと考えています。今回、写真を多く使用していますが、画像で伝えることの必要性も改めて感じました。新設した「おすすめの過ごし方」のページについては、閲覧数もあがっており、今後日帰り利用から宿泊利用へのシフトを期待しています。
導入したCMS(WebRelease2)では、メニュー更新など現場の担当者がマニュアルを読みこまなくても運用ができており、承認ルールやレギュレーションも守って運用を回すことができています。タイマー機能を活用した、休日の更新も可能となり運用負荷が減りました。

今後は、サイトリニューアルだけでなく、宿泊のオンライン予約を増やすことや、お客様の年代に合わせた施策など、デジタルを活用してビジネスに繋げていくことのご支援を期待しております。

富士屋ホテル株式会社
営業本部 マーケティング部 マーケティング課
課長 井山隆二さま、係長 土井智子さま、主任 藤由美さま

プロジェクト情報

クライアント

富士屋ホテル株式会社

業種:サービス業
富士屋ホテル公式サイト

プロジェクトメンバー
AM:伊集院 輝一、松倉 健喜
PM:峰村 仁子
IA:信田 大登
CD:小沢 郁恵
DE:網村 美里、西山 哲広、金 成奎
SE:荒井 千佳
HT:大塚 さくら、竹中 恭兵
SV:大西 健太郎

略称について
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