UXデザイナー育成の取り組み
社会を変えるアイデアを生み出す「デザイン思考」の人材育成
ネットイヤーグループは、UXデザインの追求とデジタルを駆使することで、今よりもっと豊かで暮らしやすい社会づくりを目指しています。私たちが提供するすべてのサービスの先にはユーザーがいて、その生活や日常に繋がる多くの体験を、より良くすることで、社会は必ず豊かになると信じているからです。
私たちは、すべての社員が徹底したユーザー視点をもち、デザイン思考でクライアントや社会の課題の先にあるゴールに向かい伴走します。そのために社員全員がUXの知見を深め、UXを起点として新しい価値を生み出す思考法が組織全体に浸透する取り組みを行っています。
UX演習
約3ヶ月間、毎週2時間の演習でベーシックスキルを学べるカリキュラム
ターゲットユーザーの選定から始まり、そのユーザーは「どんな人たちなのか?」「対象物に接した時に、どんな行動をするのか」「その時の感情や思考は?」といったことを明らかにした後、そこから本質的な要求・課題を見出し、解決策を考え、評価するといった一連のUXデザインプロセスを体験しながら学んでいきます。
また、講師との面談でスキルと経験領域の棚卸しを行い、自分の現在地を認識した上で、どう伸ばしていくかを話し合いながら、成長をウォッチしていきます。
[期間は3か月、1回2時間×14コマ]
<UX演習・参加者の声>
「出向元のNTTデータでも研修はたくさんありましたが、UX演習は豊富なメニューがあり、体験しながら学べるので理解度が高まると感じました。また、UXを起点に考えていくことがネットイヤーグループのスタイルということがわかり、それが共通認識として浸透していることも実務の場で実感しています」
■2022年1月NTTデータから出向:石川さん
「入社してすぐにUX演習に参加できたことで、UX案件の進め方を相談する際の接点が増えたり、キャリアのあるメンバーと接点が作れたことが良かったと思います。そのメンバーとの交流によってネットイヤーグループで求められるクオリティを肌で感じ取ることができました」
■2022年5月入社:大谷さん
UX相談室
実案件へのチャレンジを随時専門家がサポートする仕組みを整備
経験豊富なシニアUXデザイナーが、随時相談室を開催。クライアントへの提案やプロジェクトのUXデザインワークに関するお悩みを気軽に相談できる機会です。UXデザインの経験が浅い人が、相談室を利用することで新しいことにチャレンジしやすくなります。
また、当事者以外の人がリアルタイムに視聴できることも特徴です。自分が未経験のプロジェクトや興味のある話題を、仲間の相談を通じて聞くことも大きな学びとなります。
<相談室・利用者の声>
「相談室の存在はとてもありがたいですね。受注した案件の計画を立てる際にも、相談室の利用を前提にしておけば、自分たちでチャレンジしやすい環境になります。相談室がなかったら、チャレンジするのを躊躇ってしまったかもしれないですね」
■2021年10月入社:斯波さん
UXデザインスキル認定制度
スキル基準を満たしたメンバーをUXデザイナーとして認定
UXデザインに関するスキルや経験について、一定以上の能力があることを保証する社内認定制度です。UXデザイナー以外の社員を対象として、育成カリキュラムの受講者や現場で実績を積んだメンバーが、一定条件を満たした時点で認定判断をします。
なお、認定後は1年に1度、認定継続の審査を実施することでスキルや知識を担保します。
<スキル認定者の声>
「3ヶ月毎の面談時に振り返りの機会があることで、案件を実施して終わりではなく、次に生かすことやクリアしていく目標が明確になるのが良いと感じています。また、認定候補メンバーの月次定例会では、同じ目標を持った人たちと、実務上の悩みや課題を共有できるので、モチベーションにつながっています。疑問を持ったときに、横で聞ける関係性が築けていることもありがたいですね」
■2021年5月入社:石原さん
「HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト・専門家」資格の取得支援
受験費用の全額補助など、資格取得を会社がバックアップ
国内で代表的な認定資格「人間中心設計スペシャリスト・専門家」の認定を満たす人材の育成を支援します。
有資格者である社内のスペシャリストや専門家が、審査で問われるコンピタンス(能力や技能、知識)の解説や、UXデザインスキルの棚卸しなどをサポートします。経験の足りないコンピタンスがある場合には、先輩や同僚から安心して学べます。経験者が伴走してサポートすることで、スキルの習得をバックアップします。
申請書作成など受験準備の時間は勤務時間とみなされ、受験費用と年間の資格維持費は会社が負担します。
◆資格取得者
・HCD スペシャリスト:1名
・HCD 専門家:7名
※2024年3月末時点
人材育成部門から(UXデザイナー育成に関するコメント)
私たちのミッションはクライアントのビジネスゴールに向けて、デジタルを活用して加速させることです。そのために社員がユーザーエクスペリエンスデザインを学ぶことは自然な流れだと考えています。この人材育成の取り組みは、ネットイヤーグループに蓄積されたUXの知識、800社以上25,000件を超える様々なPJ支援経験から紡ぎ出されるサービスデザインの知見、そして経験豊富な社員が講師となりUXメソッドを伝承していくサステナブルな育成計画です。これまでにUXに関する知識や経験がなくても、育成基盤と実務経験を通じてUX人材を輩出してきました。今後もビジネスで価値提供できる人材の育成に力を入れていきます。
■人事部長:西村 英明
UXデザイナーインタビュー
UXコラム
サービスデザイン事例から学ぶ|コミュニケーション設計と、顧客の行動パターンから体験価値を考察
こんにちは、ネットイヤーグループ、サービスデザインチームコラム担当です。今回は、事例をもとに、「サービスデザイン」への取り組みについて取り上げたいと思います。
ネットイヤーグループ公式note
"これからの顧客体験"とは | サービスデザイン視点で考える
こんにちは、ネットイヤーグループ、サービスデザインチームコラム担当です。これから、サービスデザイン視点でのコラム配信を、定期的に初めていきます。企業がマーケティング戦略を考える際や、顧客満足度を高めるうえで重要だと言われている「CX(顧客体験
ネットイヤーグループ公式note