事例 株式会社シップス
顧客メリットが大きく売上貢献の高いシナリオを優先して実装。またメール施策と売上結果を紐付けたレポート作成・活用することで、施策価値向上を実現
シップスは1952年、上野アメ横にて米軍放出品を扱うわずか1.5坪の「三浦商店」が始まりです。その後、1970年頃よりアメリカを中心とした海外からシューズやデニム、Tシャツなどを自ら買い付けしお客様へ直接、商品をご提案するようになりました。その後、1977年に東京・銀座に「SHIPS」の1号店をオープンしました。
現在は輸入品だけにとどまらず、オリジナル商品も豊富にラインナップし、「SHIPS JET BLUE」「Khaju」「liflattie ships」「SHIPS Days」といった多彩なコンセプトのショップも展開しています。直営店展開にこだわり、全国88店舗にまでその規模を拡大し成長してきました。
クライアントが抱えていた課題
店頭購入者向けの「SHIPS Member’s Club」の情報発信において様々な課題がありました。
- 毎回のメール開封率がほぼ一定で、 いつも開封する人が固定化していて、見てくれる人が増えていかない。
- セグメントなしのメールや自分に関係ない情報を多く含むメール配信のため、アクティブ率の低下やブランド毀損の可能性が高かった。
- 開封やクリックのみの測定にとどまっていたため、メールマーケティングによる本来の売上効果も見えず、メールを送ること自体が目的化していた。
上記の状況を変えるべく、
- 個々人に適切なメッセージを送れるようにしてより店頭への集客を図りたい。
- ファン度を高め、より売上げ効果を期待できるマーケティングをしたい。
というところから、マーケティングオートメーションの検討にいたりました。
ネットイヤーグループの提案
アパレル商材は、1人1人の趣味嗜好が購入に大きく影響する為、より「パーソナライズ」できる環境が求められました。店舗で購入したお客様には再来店を促すべく、購入後のお礼と共に購入アイテムを含んだ「コーディネイト例」のメールを自動配信しました。また、ECでのカート放棄リマインド、ポイント失効のリマインドによる購買促進、会員ランクアップの自動お知らせなど、会員にとってのメリットが高く売上貢献期待が高いシナリオを優先して実装しました。
また、メール送信後開封・クリックした人が1週間以内に購入(店舗・EC共に)したかどうかのデータを付け合わせたレポートを作ることで、売上貢献を数字(売上)として見える化することができました。
今までみることができなかったレポートをみることができるようになり、お客様社内での施策実施の価値を上げることができました。
リレーション型シナリオ
「ポイント有効期限リマインド」はポイント失効の20日前、95日前に利用可能ポイントを自動リマインドします。「定期ニュース」は1週間に1度、登録したエリア(北海道、関東、九州等)ごとにイベント情報を配信します。
売上貢献型シナリオ
「コーディネート提案」は店舗購入の翌営業日に、購入商品に関連するコーディネートを配信します。「カート放棄」はカートに入れた商品がECと店舗で購入されなかった際、翌日にリマインドします。
プロジェクト情報
- クライアント
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株式会社シップス
業種 : アパレル
SHIPS 公式サイト|株式会社シップス