事例 学校法人 明治大学

自由闊達さを表現する躍動的なデザインで、ブランド価値を高めるウェブサイトを構築

ネットイヤーグループは、学校法人明治大学(以下、明治大学)ウェブサイトのリニューアルプロジェクトを支援しました。躍動感を意識したインタラクティブなデザイン、マルチデバイスに対応したフルブラウザでの画面活用などを提案。「明治大学の多彩な面に触れていただき、ブランド価値を高めるウェブサイトにしたい」という大学の思いを体現しました。
さらに運用・更新のためのCMS(Contents Management System)については、実装済みのWebRelease2を継続利用できるよう、安全かつ効率的な移行を実現しています。

クライアントが抱えていた課題

2021年に創立140周年を迎える明治大学。2011年に公開した旧ウェブサイトでは、「世界へ —『個』を強め、世界をつなぎ、未来へ—」というコンセプトのもと、世界中の多様な“個”を受け入れる「知の共同体」として歩んでいることを発信してきました。
その後、ユーザー環境やウェブデザインのトレンドは大きく変化。このまま旧ウェブサイトを使い続けることは、明治大学のブランド価値低下につながりかねない――そうした思いからスタートしたのが、ウェブサイトのリニューアル計画です。

  • 数ある大学のウェブサイトの中でも目を引き、ユーザーの心をつかむデザインにしたい。
  • 明治大学の特長を視覚的に伝え、明治大学ブランドの価値を高めたい。
  • スマホやタブレットにあわせたレスポンシブ対応にしたい。
  • 「Meiji.net」や「MEIJI NOW」などのサテライトサイトと連携させたい。
  • CMSは、実装済みのWebRelease2のまま、データ移行にとどめたい。

こうした課題解決に向けて、選ばれたのがネットイヤーグループです。2018年6月、明治大学は、複数社参加のコンペからネットイヤーグループを選択。これまでの大学サイトにはない先進的なデザイン、データ移行も含めたCMS導入実績、UXを追求した設計力などを高く評価しています。

ネットイヤーグループの提案

デザインで、現在の明治大学を表現

今回の提案の要となったのが、デザインです。まずは、明治大学の現在の状況を十分に調査しました。不断の教育改革、学生・研究者の国際交流の拡大、基礎から学際までの広範な研究領域、就職活動等の充実した学生支援、アクセスが良い都心のキャンパス。バンカライメージは過去のこととなり、今は女子の志願者が急増しています。
そこから、「都市型・国際的・強い『個』による共創・流動性・洗練・かっこよくおしゃれ」といったキーワードを導き出し、キーワードを体現する3案のデザインを作成。さらに、明治大学の要望を聞いたうえで、表現方法、配色、装飾、トーンなど、詳細なデザイン方針を打ち出しました。

エフェクトを多用し、躍動的に

スクロールやカーソルの動きに応じて対象となる要素・オブジェクトが変形、拡大、移動、点滅するなどのエフェクトを積極的に採用。操作できるパーツであることを明示すると同時に、明治大学の自由闊達な風土を表現しています。

さらに、デザインでは以下のようなポイントも。

  • TOPページへの流入時演出にシンボルマークのアニメーションを採用。流入時からユーザーの心をつかみ、明治大学サイトにアクセスしたと実感できることを目指しました。
  • レスポンシブウェブデザインであることはもちろん、どのデバイスでもフルブラウザでコンテンツを大きく見せられるよう、画面を有効活用しています。
  • デザインパーツを組み合わせたコンポーネントベースのデザインを採用することで、実装がスムーズにいくよう配慮しました。

安全かつ効率的に、新規実装より難しい5万ページのデータ移行を実現

CMSについては、「実装済みのWebRelease2をリニューアル後も継続利用したい」というのが明治大学の要望です。そこで、過去のWebRelease2導入の経験値から、物理的なデータ移行が発生しない、安全かつ効率的な移行計画を提案しました。

すると、旧ウェブサイトの情報を整理してUXの観点からチェックすると、サイトの構造を変更し、再設計する必要が出てきました。それによって、データ移行もより複雑になります。そこで、再設計したページのテンプレートだけ差し替えるなどで、新規実装よりも難易度の高い約5万ページのデータ移行を無事完了させました。

リニューアル後も、更新作業を行う約450人の大学職員はこれまで通りにCMSを使用しています。さらに、CMSテンプレートの新規作成、不要なデータの整理などで、FTPの処理時間を大幅に短縮し、情報発信力の強化に貢献しています。

今後の展開

今回のサイトリニューアルで完了とするのではなく、継続的に保守業務や新規コンテンツを提案し、明治大学の情報発信力の強化とブランド価値向上の支援をしていく計画です。

プロジェクト情報

クライアント

学校法人 明治大学

業種:教育学習支援業
明治大学公式サイト

プロジェクトメンバー

AM:伊集院 輝一
AD:金 成奎
DE:千田 梨枝子、小沢 幸希子
DR:岡 冬馬、根本 亜璃沙
SE:石田 祐一
FE:下山田 藍

略称について

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