News Releases 本当のペルソナが見えてくる!オンライン上のユーザー行動データからユーザーエクスペリエンスを紐解く研究活動発表 〜高級車の購入検討行動分析〜
2017年07月12日
株式会社ヴァリューズ ネットイヤーグループ株式会社
IT先端技術を活用してネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズならびに、徹底したユーザーエクスペリエンスの視点から企業のデジタルマーケティングを支援するネットイヤーグループ株式会社は、オンライン上のネット行動ログとユーザー属性情報を用いて定量・定性的にユーザーエクスペリエンスを明らかにする研究活動を共同で行いました。
ユーザー像(ペルソナ)ならびにユーザーの体験(ユーザーエクスペリエンス)をオンライン上のユーザー行動データから紐解くために、今回は長期的な購買検討が発生する高級車のオンライン上の購買検討行動ログに対して、定量的な分析とUX視点での定性的な分析双方を掛け合わせて分析しました。
◆「メーカーサイト中心」クラスターのペルソナ例
高級車の購入者のウェブ行動を見ると、およそ35%のユーザーが公式サイトを中心に情報を収集している「メーカーサイト中心」クラスターであることがわかりました。さらにそのクラスターを深く分析すると、車についての趣味性が薄いユーザーが多く、他のユーザーに比べて多岐に渡る情報収集を熱心に行うタイプではないため、ブランドからのコミュニケーション(メーカーサイト、DM、メルマガ、キャンペーン、イベント、ディーラー)が有効に働く可能性が示唆されました。しかし、その他の約30%の趣味性の高いクラスター群では公式メーカーサイトよりも他のサイトでの検討行動を重視しており、かつ、他サイトの閲覧量は非常に多くなっています。残りの34%の「関連サイト閲覧小」クラスターでは殆どオンライン上での購入検討行動が行われておりません。すなわち、65%近くのクラスター群がメーカーの公式サイトをオンライン上の購入検討行動の中心には据えていないことがわかりました。
■株式会社ヴァリューズ: http://www.valuesccg.com/
分析の詳細内容については、こちらのリリースPDF版をご覧ください(872KB)