事例 株式会社村田製作所

ブランドを再定義し、 “ムラタらしさ”の表現に成功

ネットイヤーグループは、村田製作所コーポレートサイト(企業情報、製品情報)の大規模リニューアルで、見やすさと使いやすさを向上した、“ムラタらしさ”を打ち出すウェブサイトを実現しました。

戦略立案から、構造設計・画面設計・ビジュアルデザイン・コンテンツ企画・制作・運用スキーム設計に至るまでネットイヤーグループが支援し、公開後の運用やメンテンナンスもスムーズにできるようにしています。

リニューアル後のユーザーアンケート調査でユーザビリティの満足度が大幅に向上するなど、その成果は確実に表れています。

クライアントが抱えていた課題

村田製作所は、セラミックコンデンサなどで世界のトップシェアを誇る電子部品メーカーです。しかし、製品情報がメインとなっていたリニューアル前のサイトでは、ムラタのビジョンや技術力を伝えきれていないばかりか、社員自身もムラタらしさを認識してはいませんでした。

サイトの運用面においても、各部門が別々の制作会社に更新を依頼することでページごとのクオリティに格差が生じたり、ファイルの一元管理ができずコンテンツが過去の内容に戻ってしまったりという課題を抱えていました。

成果

  • 『日経パソコン』による「企業サイトランキング 2008」で、ランク外から95位にランクイン。
  • 大和インベスター・リレーションズの「IR インターネットIR(投資家向け広報)サイトの優秀企業402社」で、ランクイン。
  • 日興アイ・アールの「2008年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」で、優秀サイト108社にランクイン。

ユーザーアンケート調査結果

  • 「新分野進出に熱心」「国際化が進んでいる」を筆頭に、すべての質問で肯定的な意見が増加
  • ユーザビリティ満足度 リニューアル前比 : 132%

ネットイヤーグループの提案

まずは、さまざまな部門の社員に現状の課題や“ムラタらしさ”についての意見をヒアリング。ムラタが払拭すべきイメージ、重視すべきイメージ、付加したいイメージを明確にしたうえで、目指すべき“ムラタブランド”を定義しました。このブランド定義に基づいたサイト戦略を、リニューアル時の設計、デザイン、コンテンツ制作の指針としています。

サイト設計については、グローバルナビゲーションを製品情報中心から企業情報中心の構成に変更。レイアウトは、3カラムを基本に、左側にメインナビゲーション、右側に関連するコンテンツへの誘導導線を配置し、サイト内をスムーズに回遊できるよう設計しました。サイト全体の最新情報はトップページに集約し、カテゴリー別に閲覧できるようにしています。

コンテンツは、ムラタの経営計画を伝えるビジョン「Murata Way」を新設し、技術情報と投資家情報のページを充実・強化しました。

制作面では、ナビゲーションやニュースを一元管理化し、Flashを更新しやすい仕様にするなど、メンテナンスが簡易になるよう配慮しています。さらに、運用のプロセスと社内決済フローを整理し、運用を担当するパートナー会社を選定。運用を全社で一本化することで、サイト更新の効率とクオリティを向上しました。

さらにリニューアルを機に、アクセス解析ツールを導入し、サイトの効果測定も開始しています。

ご担当者様からのコメント

サイト戦略や情報設計、プロジェクトの進め方などネットイヤーグループさんを称える要素はいくつもありますが、一番嬉しかったのは「私たちと同じ気持ちを持ってくれたこと」です。

問題が山積していたコーポレートサイトでしたが、毎週ディスカッションを重ね、ひとつひとつ一緒に解きほぐしていきました。 ワイヤーフレームを経て、デザインに辿り着いたときはまさに溜飲が下がる思いでした。

ユーザエクスペリエンスを創出する過程は、つくり手の私たちにとっても素晴らしいエクスペリエンスになりました。

とはいえ、これでようやくスタート地点。これからもパートナーとしてご協力よろしくお願いします。

株式会社村田製作所 広報部企業広報課 高橋正嗣さま

プロジェクト情報

クライアント

株式会社村田製作所

業種 : 電気機器
村田製作所コーポレートサイト

プロジェクトメンバー

PR : 河合麻衣子
CD : 坂本貴史
IA : 高橋武紀
AD : 飯田陽介
PM : 淺田瑞子

略称について

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